半永久的 

 高校三年生なんてものは正直なところやることがない。受験勉強くらいだ。だから早々に大学を決めた涼暮がのんびりと図書室で読書をしているのにも、この一年で顔見知りにまでは昇格した人間が寄ってくるのも、そうおかしくはないことで。
「涼暮くんてさァ、中央外語だよねェ」
「そうだけど」
「俺は首都美大なんだよね」
「受かったんだ、オメデト」
「それでさァ、部屋、どうしよっかな、って」
「部屋?」
「そ、部屋」
 もしかして考えてなかった? といつもの調子で問われて、このままあの家から離れ続けるという選択肢を選ぶことだって不可能ではないのだと気付かされた。
「考えてなかった」
「ええーだめだよォ、早く決めないと。良い部屋取られちゃうよ?」
涼暮くん寮に入ってるんだから、部屋ないと困るでしょ、と言われてああ基本的にはそういう取られ方をするよなあ、と思い出す。ああ、うん、そうだな、とぼんやりとした口調で返せば、俺も早く考えないとなァ、と坐故は言った。
「………お前、実家こっちじゃないの」
確か寮生ではなかったはずだ。それを言うと、
「いろいろあってねェ、実家だと不便なの」
と返される。その不便≠フ内訳がなんとなく分かってはあ、と息を吐く。
「ねェ涼暮くん」
「なに」
「まだ決まってないなら一緒に探さなァい?」
「んー…ん、いいよ」
 手にしているのは一度読んだことのある本だった。別に好きな内容だった訳ではないけれど、そういえば窓際であの男を見かけた時に読んでいたのがこれだったな、と。
 思い出して。
「榎木のところで良い?」
「パソコンで探す方がはやいもんねー」
 はやくいこ、と急かす坐故にちょっと待ってろと本を戻してから、連れ立って図書室を出て行く。もう坐故が横にいることにそう違和感を覚えることはなくなった。テンションに流されたというのもあるけれど。
「そういえば、お前は何で俺についてくんの」
あれだけ邪険にしてたのに、と言うと、今はそうじゃないじゃん、と誤魔化される。むっとして睨めばうーん、そうだなあ、と一歩、坐故が前へと出る。
 プログラミング部部室への廊下。もう行き慣れたルートのはずなのになんだかいつもと違って見えるのは。
「恋を、してる人を見てるのは、」
表情は見えない。少しだけ俯いたのが分かっただけ。
「少し、すくわれるから」
「………なにそれ」
「だからちょっと、涼暮くん見てるのは好きなんだァ。ピアスしてるし」
「結局それかよ」
 くるくる回る太陽が射し込んでいる。
 それがもう少しで見られなくなるのだと思うと、なんとなく坐故の言った意味が分かるような気がした。
 


(この想いが一生、消えなければ良いのに)(でもどういう結末を迎えたって、これは真実だ)



「………だからって隣の部屋選ぶことなくない?」
「隣が涼暮くんなら、ほら、理解あるしィ。ピアス穴の掃除も定期でしにいってあげるからァ」
「だからそれはいい!!!」

***

道端に咲く花 

 小川ちゃんは何処でもやっていけそうだね。
 いつもの可愛らしい顔で、可愛らしい笑顔で、彼はそんなことを言ってみせた。何処でもやっていけそう、苦労しなさそうって訳じゃないよ? でも、何処でも適応して生きていけそう、と彼は続ける。
「そう、かな」
「うん! おれが言うんだから間違いないよ!」
「ならそうなのかもね」
彼の来歴はよく知らなかったけれど、そういうなんて言ったら良いんだろう、見抜く力≠ニいうのは結構なものだと、あまり関わることの出来ていない小川にもそんなことを思わせた。距離の取り方が上手いというのか。それはつまり、相手がどんな人間なのか瞬時に判断している、ようなもので。
「だからね、」
 一瞬その接続詞が何処にかかっているのか分からなかった。
「小川ちゃんはおれのこと、忘れた方が良いんだよ」
「………え?」
「小川ちゃんの方が先に卒業するじゃん、おれは見送るじゃん。それでね、きっとそれで終わりなんだよ。これから先、おれと小川ちゃんの人生が交わることなんてない。だから、携帯の番号、おれ、自分のも覚えてないし持ち歩いてもいないの。そういうの、断りやすいから」
「………なんで、」
こてり、首を傾げる。
「それを、俺に言ってくれたの?」
 本当にそうしたいだけなら何も言わずにすることだって出来たはずだ。なのに、それをしなかったのはどうして。
「だって、言わないと、小川ちゃんはおれのこと見抜くから」
おれは過ぎ去るものだよ、小川ちゃんのタイセツな、副部長さんとは違う存在。この先いたことも忘れちゃうような、通過点。
 そうじゃなきゃだめなの。
 彼は笑っていた。それがさよなら、の代わりだった。

***

禁断の果実 

 くらくらとしたままの空気は確かに色を持っていて、真面な思考なんか一つだって働かなくて、せんぱい、せんぱい、と最早誰を呼んだら良いのか分からなくなって。指がぐね、と動く。その奥の粘膜を掻き出すように。ああこれは知っている、だいすきな人のなかととても、似ている。
「ん、ぐっ」
苦しそうな声が上がったけれども依然としてその瞳の濡れた忘我に乞われるままに、その奥へ、奥へと肉を掻き分けるように。
―――ああ、これは、まずい。
最後に残った場所が悲鳴のような警告をあげていた。
―――違う、これは違う。
―――康太せんぱいは康太せんぱいで、榎木せんぱいじゃないんだぞ。
 しかし身体は正直とでも言えば良いのか、それとも一瞬でも呑み込まれた瞬間に榎木を思い出してしまったからか。
―――まずい。
ゆるく、集まり始める熱。
 もっと、
―――ちがう。
もっと、ほし、
「こーうせいくゥん」
 ぬぽっ、と音がして自らの手が引き抜かれる。唾液でてらてらと彩られたその手は自分のものじゃないみたいで、まだ夢でも見ているようで。たすけて、とでも言うように目を見る。さっきまでずっと、悦楽をまぶしたような場所だったそこは既に伏せられていて。
「………その顔を見せるのは、俺じゃないでしょォ?」
 まったくもってその通りだった。手、洗ってきなよ、部室出たすぐそこに水道あるから、と言われるがままにその部屋を出た。

***

エゴイスト 

 この小さい副部長のことをあーだこーだという人間は一応いる。いるけれどもなんだかんだでこの部を影でまとめ上げているように見えるらしいし、それは言ってしまば部長である自分が不甲斐ない所為もあるのだけれどもやっぱり別に好きでやってる部長でもないのでその辺の評価はどうでも良い。どうでも良いついでにこの部を影でまとめ上げているのは一年生の上原くんだ。彼がいれば来年再来年は安泰だろう。別に心配するようなこともなかったけれど。
「ねえねえ涼暮くん、この間のお菓子!」
「はいどうぞ、部長」
「わあい!」
どうやら後輩たちからもお菓子を巻き上げることを覚えたらしい副部長はあっちこっちを渡り歩いていて、ああ、ああやって生きていくことの出来る人間なんだなあ、すごいなあ、と思う。
 この夏。
 そういうこと≠ェあって無事にそういうこと≠ノなって。でも夏休みが終わればまた元通り、みたいな。
 何にもなかったみたいだ、と思う。いつも通りに副部長はお菓子をせびりまくっているし、それが当たり前でかわい―――いなんて別に、思ってもいないけれど。
「千鳥くん!」
「………なに、篠祢くん」
名前で呼び合った方がそういうことっぽいでしょ? なんて子供のようなかわい―――いなんて思っていないけれどそういう顔で言われたら断ることなんて出来ない訳で。
「ささねくんは、ちどりくんの、もの、だよ?」
―――こう言って欲しかったんでしょ?
心なしかドヤアァと効果音の聞こえてきそうなその顔に、べつに、と返すのが精一杯だった。



てのひらにのったちいさなこころとかいうのをけしててばなさずにいる

***

過保護 

 おまえのそれは過保護なのだと、言われることはなかったけれど。思っているんだろうな、みんなの人気者上原くん。その上原くんがどうしてか一人だけ、気に掛けて気に掛けてしょうがない背の高い男の子。本当のことなんて他人にとってはどうだってよくて、だから上原は鹿田のことを誰にも説明することはしなくて。面倒だったのもあるけれど多分きっと、独り占めとか。
 そういうことをしていたかったんだ。過保護なんかじゃない。そう思っていた。なのにどうしてかあの一件以来その飼い…鹿、鹿がなついてしまった飼い主以外の人間とこうして二人残されてしまって、いや別にそういうことが今までなかった訳ではないのだけれど、だってこの人の原稿をこの部活で集めることが出来る―――というかそれが可能だと言うことを知っているのは上原しかいなくて。
「………」
黙って本を読み続けるその人は既に綺麗な原稿を出してくれていたし、特に上原が何を話し掛けることもなかったけれど。
 やっぱり、落ち着かないとでも言うのか。
「涼暮先輩は、」
言葉にしたのに、その顔は上がらない。
「涼暮先輩!」
「ん、………呼んだ?」
集中していたようだった。返事がなかった時点でやめたら良かったのに、もう後戻り出来ない。別にこの人は別に呼んだだけと言ったくらいで怒ることはしないだろうのに。いや眉を顰めるくらいはするだろうけれど。
「先輩は………」
その先の言葉なんか用意していない。
 じっと、日本人じゃないみたいな色の目がこちらを見てくる。みんなこれを見て外国人だのハーフだの言うけど、どうみたってこれはカラコンだろ。
「俺は、あの男が好き、だから」
微かに動いた唇が、何を言い出したのかとんと検討がつかなかった。
「別に、上原が心配するようなことは、ない」
 言葉を理解した瞬間、頭が沸騰するようで。
「…べ、っつに、アンタに言われなくても」
「なら、いい」
「額面通りに受け取らないでくださいよ…」
「そういうの、苦手だから」
どの口が、とは言わないでおいた。
 自分が何をしているのかよく分かっていないのだと、その場はすべてを飲み込むことにした。



20151216

***

詐欺 

 まったくもう、本当にいつになったらこの人はおれのだいじなたいせつなだいすきな運命のひとと仲直りしてくれるんだろう。
 と、珍しく一人で行動した結果、辿り着いたのは美術室で。
「仲直り、してくれました?」
「………したよ」
喧嘩してたつもりも、ないけど、と弱々しい声で続けられて思わず嘘だ! と叫んでしまった。叫んでしまったのでその細い肩が可哀想なくらいにびくりと揺れて、いやそもそも嘘なんか吐くから悪いのだ。こんなかわいいおれに嘘なんか吐くから。
「じゅんちゃんせんぱいの顔見てれば分かる!」
「瑠璃川くんの、顔」
「分かるもん!」
繰り返される言葉がなんとなく小馬鹿にしてきているようだった。この世界でおれのこと馬鹿にしていいのはじゅんちゃんせんぱいと、馬鹿にするしかできないよーくんだけで充分なのに。
「じゅんちゃんせんぱいと、から、えっと、なり先輩が、仲直り、しないと、」
「…しないと?」
「ずっと、じゅんちゃんせんぱい、あんな顔する」
「ねえ、それって、」
 ぱさり、髪が風になびいた音がした。
「どんな、顔、だった?」
喉の、奥の。
 擦れる音がした。



(ひどい! ひどい! あんな顔もするなんて!!)

***

薬と花束 

 いつだって彼は言う。
―――死んだらいけないんだよ。
―――面白くないからね。
その言葉にさらなる奥があるのか、小川は特に考えることはしない。と、言っている時点で既に考えているのかもしれないけれど、それ以上先に進むことはしない。
 副部長である彼はいつだって一生懸命考えていて、小川もそれは分かっていて。時折彼のストーリーを紡ぎ出す手に触れたりして遊んでいるけれど。
 なにか、出来ることはないのかな。
 それは多分、境界線だった。別に、来なくて良いよ、そう言われたようなもので、でも決定的に拒絶された訳じゃあなくて。彼は知っている、そういう言い方をすれば小川がその線を越えてこないことを。どうやったら小川がギリギリのラインで生き残れるか、そういうのが分かっているのと同じように。
『貴方には入院が必要だ』
決められた台詞を彼が言う。
「それは絶対のこと?」
「絶対」
「そっか…」
「抜け出したりするのは、まあ可能だけど、おすすめは、しない」
「うん」
ならば、
「じゃあえっと、うーん、今みんないるんだよね」
「うん」
『お見舞いに、来てくれると嬉しいな』
 できたら大きな花束を持って。
 彼の唇が釣り上がる。
 それが、彼にとっての薬にでも、なれば。



選択肢は間違えない。



20151217

***

曇天に堕ちる深海マージ 

 じーっとした視線を感じていた。
「…あの、せんぱい」
「煩い」
その目が延々とした妻鹿には到底理解の出来ない文字列の嵐ではなく、己の指先を見つめていることの何たる奇怪なことか!
「………」
別に、手を掴まれている訳でも何でもないのだけれども。煩い、と言われてしまえばその先妻鹿には何をすることもままならない状態しか待っていない訳だし、きっとだいすきなせんぱいと違ってこの人はその行動の理由を懇切丁寧に(別にだいすきなせんぱいがいつも丁寧に喋ってくれている訳でもないのだけれど)((どっちかと言えばいつもぽろっとこぼしてしまった言葉を妻鹿が喜々として拾いに行っているだけのような気がする)(まあつまるところ愛のなせるワザであるのでこの人には通用しないわけなのだ)(今はまあそれだけで良い)説明してくれたりすることはなさそうだ。
 この人に同じ国の言語が通じると分かったのは結構最近のことで、けれどもやはり妻鹿にはその日本人離れした色味の方が印象強い訳で。こういう時、どうしたら良いのか分からなくなって、まあ見られているだけだし、そもそもその視線はべっとりとしたものでもないし不愉快な訳でもないし、ただ意味が分からないから困惑しているだけで。と、なんとか自分を納得させるだけの理由を積み立てて、そうしてやっと黙って彼が飽きるまでじっとしていることにしたのだった。
「………」
「………」
よくこの人にはロックンロールフラワーだとか言われるけれど、と思い出す。暇なので頭を動かすしかない、とも言える。そういうふうにして人を捉えるのであれば、この人はスノードームのような人だな、と思った。液体のようなものの詰まった小さな世界の中で、何か降り注ぐものを繰り返しささせている、ような。それが何なのかまでは妻鹿には少し語彙が足りなくて、そしてその人を知らなくて、言えなかったけれど。
 「…いいな」
漸く呟かれた言葉は肯定の色で、妻鹿はやっと息を吸う。吸ったことで今まで自分が息を詰めていたことを知ったのだけれど、もう、過ぎたことだ。
「ええと、それは、俺の爪、のことですか」
「それ以外に何かある」
「青、好きなんですか」
「嫌いじゃない」
「せんぱいの爪も、しましょうか?」
「………面倒」
 これ以上、絡まれたくないし。その言葉が誰をさしているのかは分からなかった。気は済んだとばかりに文字列の嵐に舞い戻っていくその人に分からないなあ、と思いながら己の爪を陽に照らして見る。
 きらきらと輝くダークブルー。ラメの入ったそれは、姉からもらったものだった。曰く、アンタなら使いこなせるでしょう、と。確かに可愛らしい部類のものかもしれないマニキュアも、使いこなせる自信があったけれども。
 この人はこの色に、一体何を見たのだろう。それは聞いても教えてくれないと思ったし、きっと聞くべきは自分ではないのだ。



ちなみにこの数日前、妻鹿くんは坐故くんの爪を塗ってあげた。

***

笑えたり泣けたりしたら君になれますか。 

 もしもこの世界で、この性癖が認められたものだったら。
 そう思ったことがない訳ではない。と、瑠璃川洵はぼんやりと思う。断言までは出来なかったのはその点について詳しく突き詰めて考えたことも、これから考える予定もなかったから、ただそれだけだった。自らの生まれ持ったこの嗜好は理解されることが少ないことは分かっていたし、ともすれば犯罪者になりかねないことを瑠璃川はよく理解していた。誰に言われるまでもなく。だからこんにちまで大人しい子供のように演じて、演じきって、友達なども求めることはしなかったのだ。計算違い―――というのもあれだけれど、意味の分からない後輩に付き纏われている、そしてそれをどうにも拒否出来ないでいる、それ以外はなにも計算違いなどなかった。
 このまま、一人で。
 何も、することなく、ひっそりと。
 そんな人生を夢見ていた。悪いことをしなければ死ぬこともない。こんなものを抱えながらも死というのは怖かった。ずっとひた隠しにしていれば無事にすむと思っていた。実は熟したら墜ちることを、忘れていた。
 なんて。
「………オレだって誰かに愛されてみたいさ」

 その先にあるものを知っているから、誰にも言葉にして、渡したことがないだけだ。



image song「クランベリー」GUMI(蝶々)

***

イルカに翼はありませんが彼らは空高くとぶことが出来ます 

 むずむずとした心地だけが焦燥のようにぐるぐると身体の奥底で喚いていて、本当のところこの何年かでその対処法は知っていたものの、依然としてうまくいかないのが現状だった。だから帰って来た橘を出迎えてその広いリビングで二人同じソファに座った時、涼暮から会話を切り出したのだ。
「そういえば俺、手品覚えたんですよ」
そう言えば、手品、と返って来る。
 手品を覚えたのは嘘ではなかった。今丁度読んでいる本がそういう類のものであるのと、仕事の一段落したのが重なって、そう不器用でもない涼暮には手品というのが幾つかすぐに身について。子供と同じだ、と思う。出来たよ、みてみて、褒めてほめて。別に、それが悪いとは言わないし、きっとこの人も思わないだろうけれど。
「洋くん」
どれも上手だね、と笑ってみせるその人はリクエストなんだけど、と離れた場所にいる涼暮に向かって少し、すこしだけ首を傾げてみせた。
「その手品の中には、君が僕の膝の上に瞬間移動する、っていうのはないのかな?」
 瞬間、骨の髄まで見透かされたような心地に陥る。
「瞬間移動、は、ちょっと…」
難しいので、と言えばそれもそうだね、と返って来る言葉は簡素なものだ。
「じゃあ目をつむっているから」
―――おいで。
 膝に座りやすいように手を退けられて、その瞼が降ろされてしまえば。
 むずむずとした焦燥めいた心地が、ぶわり、と質量を増していくようで。
「来週は、」
その膝に乗る手前でその乾いているようで手入れの行き届いた唇が蠢く。
「水族館にでも、行こうか」
それがなんだか、ぜんぶお見通しだよ、と言っているように聞こえて、悔しいやら恥ずかしいやらで学生時代のようにそのまま全体重を膝の上に乗せてやった。
 びくともしなかった。



甘えたき気持ち悟られまいとしてイルカのやうな明るさを見す / 大口玲子

***

20190117