まけずぎらい二乗 今原今 「監督までそんなこと言いはるんですか」 ことり、と目の前にコーヒーが置かれる。インスタントですが、と呟く今吉に原澤はありがとうございます、とだけ返した。 「ワシがどの学校受験しようと、ワシの勝手やないですか」 「それはそうですが」 彼が卒業してから半年。日本最高峰を目指していたはずの彼が突如進路希望を変えたと知ったのは、彼の元担任が嘆いて原澤に泣きついてきたからだ。あの子は難しい子で、でも原澤先生、貴方になら心を開いているようでしたから。そう泣き付かれて腰をあげない訳にはいかない。正直、とてつもなく重かった。 一度。たった一度だ。彼に焦がれる思いを見透かされ、その動揺に付け込まれるように抱いてしまったのは。公立受験の一週間前、雨の日。かんとく、と耳朶を甘噛む声が、今まで保っていた理性の糸をいとも簡単に切っていった。 そして、その一週間後。試験を終えて学校に戻って来た今吉は何処かすっきりした表情で、何も書けなかったです、白紙でした、浪人しますわ、と宣言したのだった。 「今吉くん」 「なんです」 「本当は、進路を変えてなどいないのでしょう?」 「あれ、ばれましたか」 使い込まれている参考書の山、埃一つかぶっていない。 「…何故、こんな嘘を」 「分かってる癖に、言わせるんです?」 にや、と弛むその細い瞳に眉を顰める。まぁ、良えですわ、と今吉は言葉を続けた。 「こうすれば、貴方が来てくれるて思ったからです」 やっぱり、という言葉が原澤の口の中を乾かせていく。 「あの時誘ったんは、気の迷いなんかやないです」 耳元から流し込まれた嬌声が蘇る。 「やから、今度は監督ンをください」 するり、と頬を撫ぜた指を、振り払うことすら出来ない。 口に残ったコーヒーの味さえ、もう思い出せなかった。 * http://shindanmaker.com/310457 for 鳥吉さん *** 黄昏少年と朝の王 今桜 *「ミミズクと夜の王」弱クロス 剣の国レッドアーク。その国の傍に広がる暗くて深い森には恐ろしい魔物が住み着き、彼らをまとめる魔王がいるという。畏怖の念から人々に夜の王と呼ばれる彼は人間の娘を愛し、彼女と共に生きることを決めたのだと、この極東の小島にもそのお伽話は届いていた。 「…だから、何や、て話やけどなぁ…」 深い森の中、今吉は呟いた。 国と呼ぶのを戸惑う程小さなその島は、深い森を囲むように村が点在する、そういう地形をしてた。中央に生い茂るその深い森の奥には神殿があり、その森に住み着く魔物をまとめる王がいる―――その点はお伽話の国と同じだ。そして、朝の王と呼ばれる彼もまた、一人の人間に出会っていた。 神殿に夜のうちに連れられてきた生贄。その鎖を解いて、一言、 「好きに生きぃや」 突き放したというのに、飽きもせず寄り添ってくる子供。 「ボクは桜井です、桜井良」 あどけない表情で彼は問うた。 「朝の王のお名前を、お伺いしてもよろしいですか?」 何も知らないようなその表情に虚を突かれたのか、それを再び突き放す言葉が出てこなく、 「…名前なんて、あらへんわ」 真実が唇から落ちていく。朝の王になることを決めた遠い昔、まだ人間だった頃。名前は確かにあった、だが魔物の王となった今、それは違う存在のものだ。少なくとも自分はそう思っていた。桜井と名乗った子供は驚いたようにその大きな瞳を見開き、そして次に困ったように眉を下げた。 「では、どうお呼びしたら良いのでしょう…?」 朝の王、とお呼びするのは他人行儀過ぎます、と続ける子供に今度はこちらが目を瞬かせた。まるで、これから呼び続けるような言い方。それを指摘すれば、 「ボクには、帰るところなどありませんから」 あまりにも儚く笑うから。 「…好きに呼びぃ」 そう言って、朝の光に逃げるように紛れた。 再び神殿に顔を出せばまだその子供はいて、王の名前を考えたんです、と嬉しそうに寄ってきた。帰れと言っても帰るところなどないの一点張りで、決して森の外へ出ようとはしない。いつの間にか自分の方が折れ、彼の考えた呼び名も受け入れるようになっていた。今吉翔一。それが、彼―――桜井の考えた、自分の名前。魔物たちに命じてともすれば死んでしまいそうな子供を守ろうともした。少しだけ、怖かった。桜井は人間だ。それはどう足掻こうと変えられぬこと。必死で守ったとしても、必死で引き止めたとしても、桜井は今吉よりも早くに死んでいく。そうして今吉を一人にする。それが、少しだけ、怖い。 この細い腕をした、すぐに死んでしまいそうな生き物の、やわらかな夕暮れのような笑顔が愛おしくてたまらないなど。 ああ、でも、これもきっと悲しい運命(さだめ)ではないから。 * http://shindanmaker.com/310457 for めとろさん *** 東京タワーのてっぺんは何県何市? 今諏佐 「すさぁ」 まただ、と諏佐は思う。甘い声。耳から入り込み脳髄を痺れさせるような、すべてを絡めとる声。 「…何だ、今吉」 何でもないふりをして振り向く。 「ん、何でもあらへん。呼んだだけや」 視線の先、今吉はひどく楽しそうに笑って、また参考書に視線を落とした。 こうした意味のない今吉の自己満足のような呼びかけが、始まったのがいつだったのか諏佐はもう正確に覚えていない。ただ、気付いたら諏佐の隣に確たる居場所を築いていた今吉を、諏佐は追い払える程人非人ではなかった。 「諏佐は甘いわ」 何時だか嘲るでもなくそう言ったのも、今吉だったろう。 「甘くて甘くて、胸焼け起こしそうや」 それに自分は何を返したろう、諏佐はそれも忘れてしまった。でもどうせ、そうか、とかそういう当たり障りのない言葉が返答だった。諏佐にとって今吉とはそこまで心を砕く相手ではなかったのだから。 それが、今、少しずつ形を変えていっている気がしてならない。 思考を打ち払うように緩く首を振る。 「諏佐?」 「ん、ちょっと煮詰まっただけだ」 「手伝おか?」 「もう少し一人で考えてみる」 知らないふりをする、その声が擽る場所なんて。疼く胸の音なんて。この先は、足を踏み入れてはいけない危険地帯。今ならまだ戻れる、なかったことに出来る。でも、 「すさぁ」 服の裾をひくような、この声を無視することが出来ない。 「…なんだ」 返答など意味がない、いつも一緒なのだから。 「何でもあらへんよ、呼んでみただけや」 にぃ、と緩やかにあがった口角に、ため息が鼻から抜けていった。 * http://shindanmaker.com/310457 for 山川ちゃん *** 永遠のつくりかた 今花 ちりちりと、首筋を灼くような感覚がしていた。 振り向いたら敗けだ、それは誰が言ったでもない、でも恐らく真実。まるで穴を開けようと言うかのようにその眼鏡の奥から真っ直ぐに、そう、気持ち悪い程真っ直ぐに花宮の首を見つめていた。男の項など眺めて何が楽しいのだろう。そう考えることすら煩わしい程、その視線は花宮に纏わり付く。 それでも花宮は知らないふりをする、気付いていないふりをする。振り返ったら最後、蜘蛛より気持ちの悪いものが花宮を待ち構えている。その口が裂ける程開けて、ひとのみにしてしまおうと。恐ろしい、と思うことすら駄目だと思った。相手は人間ではない、妖怪なのだ。そう思った瞬間にそこに付け込まれてしまうだろう。 花宮の首筋を灼くのは、そういう存在だった。 からからと、喉が干からびていく心地がしていた。 振り向くな、振り向いた瞬間にこれは絶望に変わる。示し合わせた訳でもないのに、それは一度として今吉を振り返らなかった。それでいい、それでないといけない、今吉は一人頷いた。 その白い項から灼き堕とすように、視線を送り続ける。熱いとは言い難い、冷たく、冷たく、昏い視線。どうせ気付いている、気付いていて気付かないふりをしている。それでいい、唇が弧を描く。そうでなければ、自分は本当に牙を剥いてしまうだろう。 それに、必死で知らないふりをしているその後姿は、それはそれであまりに憐れで、見ていて愉快だった。丸呑みにしてひとつになってしまうなんて、勿体ない。途端に、今この瞬間も焦がれてやまないそれは輝きを失ってしまうだろう。 今吉の喉を涸らすのは、そういう存在だった。 ああ、ほら、届かないでいるほうが、きみはうつくしい。 *** ひとりでできないもん 今花 「…今吉?」 水いるかー? いるーという会話を交わして台所から水を入れた二つのグラスを持ってきた、この数分にも満たない間に何があった。くってりと床に突っ伏した今吉が何やらむにゃむにゃ言っている。典型的な酔っぱらいだ、そんなに飲んだか。ふと辺りを見回してみると、空になったチューハイの缶が其処かしこに山を作っていた。こんなに飲んだのか、いつの間に。諏佐自身も絶え間なく、というのが本当は悪いことは知っているが、わりとずっと飲んでいたはずだが。 「おい、今吉、水持ってきたぞ」 とんとん、と肩を叩いてみる。 「んー…すさぁ?」 ふにゃりとした笑みで見上げられた。 「そーだぞ、諏佐だぞ。水、飲めるか?」 「のーめーなーいー」 ああだめだ、これは本格的に酔っ払っている。ちょっと目を離した隙に。さっきまで普通に会話していたのに。 「でも水飲まないとあとが辛いぞー」 よしよし、と頭を撫ぜてやると気持ちよさそうに目を細める。元々細いが。猫みたいだな、なんて思いながら続ける。 「一口で良いから、な? 飲も?」 「んー…すさがのましてくれんならぁ」 うわ、めんどくさ。喉まで上がってきた言葉はとりあえず一旦飲み込んで。 「一人で飲めないのかー今吉。だっせー」 「そうなんよぉ、わし、だっさいんねん」 ごろごろと上機嫌に喉を鳴らす猫が思い浮かぶ。いつも酔っ払っている時は挑発にのるんだが、とため息を吐いた。度を越して酔うとまた変わるらしい。流石に酔っているふりをしているのならば見分けがつく。伊達に何年も傍にいない。 「ひとりで、おみずものめんねん。すさぁ」 もう一度大きくため息を吐く。 「今回だけだからな」 ふふん、と嬉しそうな(恐らく)返事が返って来るのを聞きながら、グラスの水を口に含む。 ああ、本当、宅飲みで良かった。 * for わんこさん *** 真夏の流星 青若 *若松さんも青峰くんも実家組設定 「オイ」 目の前の仏頂面から非難の声が上がった。 「何してんだよ、離せ」 夏。じめじめとした湿気の中、太陽が容赦なく温度を上げていく。 アイス食いてぇ、という言葉で何故かコンビニへ繰り出すことになったその道、うっすらと涼しい風の吹く影になった路地裏に、考えるより先にその手を引いていた。疑問の声には一切答えずに壁に押し付ける。大して距離のない顔を覗き込めば、つう、と額から汗が落ちていくのが見えた。あつい。風が吹き込むからと言って暑さが軽減される訳ではないのだ。 「青峰」 少々の怒りを滲ませたような声が突き刺さる。重ねて言うが暑いのだ。真夏日である。くったくたになるほどの練習を終えた後で密着するなんて正直馬鹿のすることだ。しかし、それでもこの手を離そうとは思えなかった。冬の敗退から練習に参加するようになって、いろいろでは片付けられないいろいろなことがあって。それでやっとのことで手に入れた恋人と言う位置だったが、それにそぐうような行為は一つとして出来ていない。 「若松サン」 「なんだよ」 むっと自分を見つめてくる目が、蜂蜜のようだと思った。一センチ差なんてないに等しい。角度のない真っ直ぐな視線が、ぐっと貫いてくる。 「―――」 言葉が、出なかった。あれがしたい、これがしたいはあるはずなのに、いざこうして目の前にすると、全てが沸騰して蒸発してしまうみたいで。 流れ落ちた汗が顎からしずくを作って、そのまま重力に負けて落ちた。瞬間、ふにり、と唇を掠めた感触。 「またせすぎなんだよ、お前は」 驚いて力の緩んだ腕の隙間から、するりとその人は抜けて行く。 「ほら、早く行くぞ。コンビニ寄るんだろ」 一歩先に路地裏から出て行く。色素の薄い髪が、夏の太陽に照らされてきらきらしていた。 とある、夏の日の帰り道のことだった。 * オススメのキス題 シチュ:帰り道 表情:「真剣な顔」 ポイント:「壁に押し付ける」「自分からしようと思ったら奪われた」 http://shindanmaker.com/19329 *** 少しだけ本音を教えます 今花 *花宮くんと山崎くんが幼馴染で今吉先輩と同じ関東圏の中学校に通っている設定 しとしとと、雨だれの音が耳につくような日だった。ひと気のないバス停、古ぼけたベンチ、くるくると退屈そうに回る傘。 「…はな、みや」 呟けば振り返る人影。いるはずがない、そう分かっているのに、それは明確にその面影を映して。 「先輩」 ゆるい笑みでもって紡がれるその名前は、確かに自分を呼んだもの。ぎりぎりと、胸から喉が締め付けられ、いらえを返すことすら出来やしない。 「ふはっ、お変わりありませんね」 安心しました、そう嘯く唇を、封じてしまいたいのに。そんな儚げなふりをするのは似合わないと、罵ってしまいたいのに。 「そんな顔、しないでくださいよ」 人の歪む顔が好きだなんて、そうやって醜く笑っていたお前を、 「ああ、そんな顔をさせているのはオレでしたね」 人間なんて馬鹿らしいと、世を見下していたお前を、 「それは、少し嬉しいかもれしれません」 殺したのはお前なのだと、恨み言の一つでも言えば良いのに。 「今吉さんは乗らないの?」 バスの運転手が声を掛ける。 「ああ、もうちょっと此処で考え事してくわ」 顔なじみの運転手は、分かった、次は一時間後だから、とだけ言って運転席に戻っていった。 ぶろろ、とバスが発進する。 「…花宮」 ずるずると座り込んだ古びたベンチは、雨で塗れていた。肩と首で挟まれるだけになった傘が風でがたがたと揺れる。 その名の表す通りのような人間になってしまったお前を、どうやって愛せば良かったのだろう。 * http://shindanmaker.com/154485 44の日 *** 満天の星空の下で 日花 『こんな夜中に何の用だよ』 きっかりワンコール、不機嫌そうにそれでも出たその声に思わず笑みが漏れる。 「外」 『は?』 「外、出て来いよ」 カラカラと軽い音がして、 『ばっ…!』 か、は飲み込んだようだった。 「降りて来いよ」 『はぁ!?』 「星、見に行こうぜ」 意味が分からない、という表情のままの花宮をもう一度呼ぶように手招きする。舌打ちの後にブッと盛大に切られ、乱暴に窓が閉められた。 しばらく経って静かに開いた玄関扉から、完全防備の花宮が出て来る。 「星って何処行くんだよ」 「三ツ星山」 「遠いじゃねーか」 「ああ」 「オレ、チャリ持ってねーぞ」 「二ケツしたら良いだろ」 「こがねーかんな」 もそもそと門の向こうから出て来た花宮が自転車の後ろに乗る。 「お前乗せてあの坂登ってやんよ」 「耳すまかよ。オレはお荷物で充分だ」 腰に回ってくる腕、背中に押し付けられる額。 物語のように奇麗になるならば、今だけでも。 * http://shindanmaker.com/154485 44の日 *** 初デート=波乱万丈 今日 その日の朝は珍しくおは朝を見た。 『今日最も悪い運勢は、ごめんなさい、ふたご座の貴方! 何をしてもカッコ悪い結果にしかなりません、外出は控えて! おうし座の人とは相性最悪! 今日は一日関わらない方が良いでしょう!』 うげぇ。思わず顔を顰める。記念すべき初デートとも言える朝に、外出は避けた方が良いなんて言われて、顔を顰めずにいられるのならばそうしたい。 「…まぁ、所詮占いやろ」 なんて、思った自分を殺したい。 鞄を引っ掛けて走り出したトラックを追って歩道を爆走した後、道を聞いて来たおばあさんに何故か説教され、自転車に轢かれかけ、そのまま逃げられ、その他エトセトラ。 「…今吉さん」 「日向、悪いな…」 おは朝恐るべし。某緑が信仰するのも分かるような気がしてしまう、何これ怖い。 「まぁ、こういう日もありますよ」 年下の恋人はこんな災難に巻き込まれていると言うのに、それでもまだ笑いかけてくれている。これだけで頑張ろうと思えてしまうのだから、結構自分という人間は単純なのかもしれない。 「いざとなったら、オレが守りますから」 「日向…!」 きゅん、と胸の辺りで音がした気がしたが、いやちょっと待て。 「嬉しいけどそれワシの台詞やで」 抱き締めようと腕を伸ばした時、二人の間を剛速球が通り抜けていったのは、また別の話。 * (なぁ、日向、一つだけ聞いて良え?何座なん?) http://shindanmaker.com/154485 44の日 *** いつか帰りたい場所 今諏佐 「諏佐は意地っ張りやな」 そう言われたのはいつのことだったか。 「すさぁ」 鼻にかかるような甘えを含んだ声に、諏佐は少しだけ眉を顰めた。こうして並んでベッドに凭れて、くっつくかくっつかないかの距離にやきもきとしているのは、何も今吉だけではない。 「ワシ、諏佐のこと好きやで」 「…聞き飽きた」 「うん、聞き飽きる程言うてるしなぁ」 顔なんか見なくても、今吉がにこにことしているのが分かる。 「なぁ、すさ、」 肩に掛かる重み。今吉が頭を預けたのだろう。 「諏佐は、ワシのこと、すき?」 静寂が、一瞬だけ水紋のように広がっていった。 何度も何度も、今吉が掛けてくれる愛の言葉に、諏佐は一度も答えたことがない。今吉を嫌いな訳ではなかった。寧ろ―――。それでも、今吉がこうして切欠をくれても、諏佐にはその言葉に頷くだけの勇気を持ち合わせていない。 「…いつか」 「うん」 「いつか、」 先を促すように、分かっているから安心しろとでも言うように、その白い指が手の甲を撫ぜる。 「ちゃんと、決めるから」 その指に大丈夫だ、と応えるように自分の指を絡めた。しっとりと、温かくも冷たくもない温度が伝わって来る。 「今はまだ、覚悟が出来てない、だから、」 「うん」 その先にあるもの、横たわっている障害だとか、世間の目だとか、そういった大きなものを見過ごせる程、盲目にはなれない。 「待っとる」 今吉が盲目だとは思わない。今吉はずっとずっと先を見ている。諏佐の願う、覚悟がもう出来ている。はやく、はやく、そう願う程に脚がもつれる、そんな現状。 「待っとるから」 その覚悟が出来たら、いの一番にワシに教えてぇな。 しとり、と合わされた額は、確かに生きている人間の温度がした。 * (必ず、かならず、其処は生命を終える場所) http://shindanmaker.com/154485 47の日 *** 20130306 20130309 20130312 20130320 20130411 |