貞淑に懺悔を
学習能力がない訳ではないのに、主である少女は尚も諦めきれないらしい。それを憐れに思いながらも、三日月宗近はその手を止めるつもりはなかった。だから発達の途上にある身体の自由を奪い、やりやすいようにと脚を開いた状態で固定する。その段階になってやっと少女はすすり泣きに似た声を上げながら、やめて、と懇願するように囁いた。
「主よ、」
三日月宗近は悲しそうな声を出す。
「俺とてこんなことはしたくないのだがな」
ならばどうして、と言いたげな瞳が見上げてきたが、三日月宗近がそれに答えることはなかった。理由など幾らでも思いつくが、それは彼女の願うものではないのだろう。
―――お前が悪いのだ。
それを言われれば彼女の諦めもつくだろうか。けれども三日月宗近は彼女が悪い訳ではないことを知っているし、そういった嘘はあまり好みではなかった。だから、言わない。言ったらきっと、少しばかり彼女の心は救われるのだと分かっていても。
指も、舌も。
この身体は既に覚えてしまっている。それは三日月宗近のみの累積ではないだろうが、既に花は開いたのだ。もう蕾だった頃には戻れない。何処でだって快感を拾ってみせる彼女の、その脚と脚の間に舌を進めればむっとした女の匂いがした。
「主、濡れているなあ」
笑う。彼女は泣くばかりだ。泣いて何が変わると思っている訳でもないだろうに、その瞳は枯れることのない涙を押し出す。
「既に機能など失っているだろう」
下着を強く引いて、細くしてやると擦れたのか嬌声が上がった。それでも耐えようとするものだから、つい意地の悪いことをしてみたくもなるもので。
「そうか、主は俺のことが嫌いか」
ぐ、とその細い喉が絞まる。自虐癖でもある訳じゃあなかろうに。
「なら、これで充分だな?」
取り出したそれは、彼女にも見覚えのあるものだったはずだ。
唇を噛み締めた彼女が耐えきれなくなるまで、あとは三日月宗近が黙って眺めているだけで良かった。
そして、それはそう時間の経たないうちに訪れる。
「やだ…っ」
ぽろり、とその瞳から涙を零して、そうして動きづらいだろう、その体勢でも三日月宗近を見遣る。その健気さがとてつもなく嗜虐心をそそるのだと、きっと彼女は分かっているだろうに。
「みかづき、」
その腰は誘うように揺れていた。もっと奥に、もっと刺激を。
「みかづきのが、いい…ッ」
「ほう」
身体は学習している。理性は焼き切れる寸前。
「何故だ?」
幾ら腰をくねらそうと、その玩具では彼女の知っている快楽は与えられない。だから、涙を拭いながら三日月宗近は聞いてやる。問うてやる。
「主、何故俺のものが良い?」
「みか、づき…」
「教えてくれ、主。何故だ?」
「だ…って、これじゃあ、」
「これじゃあ?」
気に入っているのではないのか? とその振動を強めてやる。びくびく、と腰はわななくものの、彼女の求めるものには達しないだろう。三日月宗近も分かっていてやっているのだ。とろり、と男を求めて蜜を出す穴を見つめる。
「イ…け、ない…」
「ほう、主はイきたいのか」
「―――ッ」
涙は止まらない。が、同時に腰の動きも止まりはしなかった。彼女の口から溢れる哀願も。
「いやらしいなあ、主」
だから、三日月宗近はそれでよしとする。今回は、これくらいでよしとする。
「とてもいやらしい」
玩具を引き抜いて物足りないとばかりに泣き叫ぶ其処に、ねだられた通りに自身を突き刺した。
拘束されたまま、限界まで跳ねてみせるその小さな身体が、あまりにも憐れで愛おしかった。
*
https://shindanmaker.com/710588