たとえば君が神様だったら
山崎弘は基本的に花宮真のことを疑わない。
疑わないので渡された飲料をそのまま飲んだし、それで身体が火照って仕方がなくて治してやるから服を脱いで俺に跨がれと言われた時にもその通りにした。
した結果が、これなのであるが。
それでも腰が上下するのは止まらないし気持ちは良いし、花宮のそれなりに整った顔を眺めていると胸がいっぱいになるし、それが例え馬鹿を見るような表情でもあまり気にしなかった。時々漏れ出る声に多分花宮も気持ちが良いのだろうな、という予想が更に腰を動かさせる。にちゃにちゃと音が響くのは此処は部室だからだ。いつ誰が戻って来るかも分からないし、鍵を閉めた覚えもないけれどもそこは花宮だ。多分上手くやっているのだろう。
ぐぷ、とひときわ深く腰が落ちた瞬間に、山崎の目の前は一瞬白くなる。後ろに倒れそうになるのを花宮が掴んで、そうして引き戻した。
「俺に無理矢理犯されたようなモンなのにイけるとか」
その嘲りにはいつもの棘がない。
「ホント、腹立つな、お前」