いつか抱き締めてあげるからね


 ちゃんと映っているよ、と言えばよく分からないまま、けれども確実に自分が害されていることだけは分かっている顔で、ミナモは山本を見上げてみせた。涙を流すんだな、と思いながらその頬を掴む。この身体だって完全に大人とは言えないだろうに、片手で頬を掴めてしまうことを思うと、結構小さいんだな、と思った。その小さないきものを犯しているのは他でもない自分だったのだけれど。まあ、死神なんて頑丈であるのだし、これくらいで死ぬ訳がないと分かっているからこういうことが出来る、というのもあるが。
「抵抗しないの、偉いね」
縛ってもいない、魔法をかけている訳でもない。ただ、一言。
―――ロア。
そう言っただけで、このいきものは黙って従った。ミナモがあの一瞬のうちに何を考えたのか、山本には分からない。けれどもこの行為のことを、ロアに知られたくはないと、それくらいの考えはあるようだった。馬鹿なのか、無知なのか、よく分からない。ロアにも随分懐いているようで気に食わない。
「中に出すよ」
「―――ッ、………は、ぃ、」
「違うでしょ」
「ぁ、う…な、なかに、だして、くださ、い」
「そうだね。お願いされちゃ仕方ないよね」
そう言ってからどうせ使い物にならない子宮を白濁で塗りたくってやる。台詞を言ってから、余計に虚ろになった表情を見て満足する。
「抜くから、ちゃんとそこ、カメラに向けて」
「………はい」
「ほら、これなあに。言うことあるでしょ」
未熟だろう身体の中で、唯一女になってしまった箇所が、どろどろになって其処にある。山本の色に染まった場所を、見せつけるように、ひらく。
「わ、わたしが、ほしがった、から、だして、もらったの…う、うれしぃ、です、あ、ありが、とう、」ござい、ます、…つ、つぎも、こう、して、くださ…い………、」
最後は涙に消えてしまったけれど、よくやった方だろう。
「えらいね」
思ってもいなことを口にする。
 録画のスイッチを切る。
 ほっとしたように息を吐いたミナモを見遣りながら、誰に送ったら一番苦しむのだろうな、と思った。



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